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* 空を歩く。第13話更新
空を歩く。第13話「裏返しの汚さ」を更新しました。



図書室の窓辺。白い光に目が眩む。
二人の影を見つけた。

「あれ。大川さん」

呼び出しといえば、告白かヤキ入れでしょ?
どっち?


***


ショートショート。
空に落ちる。
(前作「空に落ちる。」の登場人物が出てきます。知らない方はスルーしてくださいね笑)

↓↓↓

ある日の放課後。


「竹永」
「なに?」
「……なんかこう、もっとこう、あったかいかんじで返事できないのか?」

 付き合いだしてからそれなりにたつけど、未だにぬけ切れない。あたしのこういう部分。
 心の中で「ごめん」と謝って、しれっとした顔を作る。

「俺はたまに不安になるよ」
「なにが?」
「お前、冷たいんだもん」
「そう?」
「冷たい」
「そんなことないし」

 そう言われたら、冷たくない態度が逆に取り辛くなる。
 フン、と鼻ですまして、歩き出す。

「どこ行くんだよ」
「帰らないの?」
「いや、帰るけど」

 手を伸ばして「早く」と合図を送ったら。佐村の手があたしの手をつかんだ。
 途端に気恥ずかしくなってうつむいてしまう。にやけたツラした佐村ががあたしの顔をのぞきこんできて、むっとする。

「意地っ張りだよなあ」
「意地悪だよね」

 目が合う。笑いを我慢できない佐村の顔が簡単に崩れる。

「お、おふたりさーん」

 昇降口でもたもたするあたし達に、岡本が追いついてしまったようだ。

 岡本はあたしと佐村と同じクラスだ。
 あたしの斜め前の席に座っている。晶子の隣の席で、佐村の前の席。
 肩にかけたカバンの他に大きなトートバッグを抱えて、スキップ踏むような足取りであたし達の横に並ぶ。

「岡本くん、部活?」
「え?」
「あ、おっきな荷物持ってるから」

 一瞬怪訝そうな顔をする岡本。あたし、何かまずいこと言った?

「竹永さん、俺のこと今、なんて呼んだ?」
「え? お、おか……おか?」

 え? あれ? ちょっと待って。

「竹永、ひでえなあ。岡島だぞ、こいつは」
「うそ! ごめん!」
「ひでえや……竹永さん」

 泣く真似をする岡本……もとい岡島は、「竹永さん、覚えてろよ〜」とニタニタ笑って行ってしまった。

「竹永ってさあ、人の名前とか、なにげに覚えないよな?」
「あんたの名前は覚えてたよ」
「俺が気になってたからだな」
「違うよ、ばか」

 繋いだ手をおもいっきり振り回してやったけど、振り払えなかった。
 くやしい。

 ……岡島。ごめんね。



***


ってわけで、名前、間違えてました(-▽-;
「空に落ちる。」で出てきている岡本君と、「空を歩く。」の岡島君は同じ人物です。
郁ちゃんがボケてるんだよ。私じゃないよ。


拍手する 2008.11.12 Wednesday * 03:55 | きよこの小説更新情報 | comments(0) | trackbacks(0)
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